KIKKA WORKS

DIARY

治具を駆使して

個人工房のキッカワークスには、最もシンプルな木工機械が一式並んでいます。
汎用機といって刃物が回るだけのものが多いですが、治具を駆使することて様々な加工が可能になります。

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こんな使い方したら!と
新たな加工の仕方、より安全で効率のよい方法、を考えるのも加工の面白いところです。

鏡台セット製作

ずーっとお待たせしてしまっている友人からのご依頼品。
新居に置く奥さまの鏡台セット。
新居は去年の年末に完成しているのに、、、

お待たせしすぎて申し訳ない限りですが、内容だけはしっかりいいものを追求して作っております!
それに今回はいろいろをやりたかったことにも挑戦させてもらっていて、やり甲斐のある内容です。

その1つは大きなアール型のコーナー。

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強度や納まりなど、色々と悩みました。
特に組立て時の圧締方法が問題でしたが、、、
なんとかきれいに進められそうです。

そしてもう1つは革張りの仕上げ。
これはスツールの座面ですが、鏡台の引出し前板も革張り仕上げです。
木にピシッと革を張ることやコーナーの納め方など、木とは全く違う素材に苦労しましたが、
これもなんとか満足いく出来に。

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そしてもう1つは鏡台の折畳みの鏡。
これもなかなか難しい内容でしたが、これについてはまた次回にご紹介します。

それぞれ、またチャレンジしたい魅力的な手法を経験できました。

名市大での講義

先日、名古屋市立大学で開催された「デザイン領域の広がり」というテーマの講義の1コマを担当させてもらいました。
合計15コマの講義からいくつか受ければ単位がもらえる、という夏期の特別講義です。

授業のような講義なんてやったことがなく、はじめはご遠慮していたのですが、
気楽に自分の仕事を話してくださいということだったので、チャレンジしてみることにしました。

でも「自分の仕事」といってもなんとなくは話せますが、整理して伝わりやすくと考え始めると、
自分の頭の中の乱雑さを思い知るばかり、、、

どんなものを作っているのか、なぜそんなデザインにしたのか、なぜ木工を始めたのか、大切にしていること、
などなど、がんばっていることや話したいことがまとまりなく溢れてきます。

話せる内容までまとめるのは大変でしたが、
独立までと独立してからの「なんとなく」を、改めて自覚できたとてもいい機会でした。

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講座自体はどうだったのか?学生さんに聞かないとわかりませんが、(手応えがない、、、)
何人か講義の後で話しにきてくれました。

90分も一方的に話すのは未知の世界でしたが、とてもいい経験になりました。
やっぱり先生は大変なお仕事ですね。

木工ワークショップ in open MUJI

先週の土日に名鉄百貨店のopen MUJIにて開催した木工ワークショップは、盛況に終えることができました。
「親子で」と題したこともあり、思ったよりも小さなお子様達にたくさん参加してもらいました。

対象年齢をあまり考慮せずに、せっかくなので自由度の高いものづくりを、と企画してしまったので、小さなお子様達には少し大変だったようですが、
30分も過ぎるとみんな無心に木っ端を探したり、玄翁を打ったり、親御さんと楽しんで取り組んでもらえました。
みんな思ったよりもオリジナリティのあるものを完成させていて、ビックリしました。

無心で夢中になること、ものづくりのはじめの一歩。
私にとって、とても大切な感覚だったのを思い出します。

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遊びをせんとや生れけむ
戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば
我が身さえこそ動がるれ

製作の日々

ここのところタイトに製作の日々。
全ての工程で、もっとスムーズに進まないか、と工夫を凝らしますが、
やはり作ることには一定の時間が必要です。

それも数が増えるとなかなか。。。

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いろいろな場面で自分が納得のいく「適切さ」を追い求めるのが大切な気がしています。

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