ギャラリー「えん」さんでの展示に向けて、ダイニングテーブルを製作しています。
お客様なしの製作は久しぶりで楽しい反面、木取りをした後にもふとしたタイミングでディテールが気になり、デザインに戻り寸法が変わり、、、
デザイン検討は主に図面でプロポーションや納まりをざっと検討して、簡単な3Dを作って三次元的に確認・検討して図面に戻って、と繰り返して進めています。
本当は模型を製作するのが筋だと思いますが、細かな納まりやミリ単位のプロポーションは、1/5でもつかみにくく、結局1つ目の実物が確認模型のような状況になっています。
もちろんできてイマイチでした〜ではお仕事にならないので、ご依頼の家具については模型や部分モックアップなどで納得のいくまで検討を重ねていますよ。
ただ、全体のたたずまいなど、やはり作ってみなくてはわからないという部分もあり、幾度も製作を重ねていきながらデザイン的にも構造的にもバージョンアップさせていく、させていけるというところが自ら製作している大きなメリットです。
レッドオークのダイニングテーブル。
必要な材がシンプルに嵌合したデザイン。
できるだけ素直な形に、加工の合理性も高めて、でもただシンプルだけでないものを求めて。
難しいですが、木工を始めてからじわじわと高まってきたものづくりに対する思いが少しカタチになりそうな気配があり、楽しみです。
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