パリにせっかく行くのだから、行きたいところは山ほど。。。
観光地・建築・美術館・本業の家具などなど
山ほどある中で、絶対見たいと思っていた1つがジャン・プルーヴェ
木工家具を作っていてなぜ?と思う方もいると思いますが、家具やデザインで誰が一番好きかと言われたらジャン・プルーヴェかな。
デザインはもちろんですが、職人で自社工場を持って自ら試作をしながら工業的に製作するスタイル、素晴らしいです。
デザインもただカタチのデザインでは無く、構造的にも製作的にも理にかなったデザインで、
個人的にはいい意味でデザイン的に洗練されすぎていないところに愛嬌を感じます。
そんなプルーヴェの商品は、ポンピドゥーに常設されているものを見ることができました。
家具だけでなく、プレファブ建築の実物も展示されていました。
見れば分かる・組み立てれるディテール、合理的・生産的だけどそれだけではないデザインの力。
そして偶然発見したのが、ルーブルの地下にあるマクドナルド!
ここの家具全部プルーヴェの商品。。。
日本では考えられませんね。。。
日常的に使いこなされて、多少どころか結構使用感たっぷりの家具たちをみて、色々な意味でプルーヴェの商品の強さを感じました。
そして工芸的な意識でもう一つ見たかったのが、ピエールシャローの「ガラスの家」
この方は建築家なのですが職人的にものを作ることに精通した方で、「ガラスの家」は金属職人のダルべとみっちりと組んで作っていったようです。
しかもこのダルべという方、エミール・ロベールという人のアトリエで鍛冶職人として修業していたのですが、このエミール・ロベールはジャン・プルーヴェが最初に修業した人でもあるんです!
そんなことからも絶対に見たい!とパリに行くことになって喜んでいたら、ここは見学は完全予約制、事前に問合せたところ6ヶ月前に予約が必要とのこと。。。
泣く泣く断念しましたが、もしかしたらと淡い期待をもって見学時間に勝手に行ってみました(笑)
ですが、やはり。。。フランスは固いんですね(ちゃんとしている)。。。おばちゃんに怖い顔で追い払われました。。。
でも門が開いて中庭に入って、この景色まで見れました!
ここまでとは残念すぎますが、必ずいつか再訪したいです。
中に入れたみなさんが羨ましい。。。
ジャン・プルーヴェについても故郷のナンシーに自邸などがあるようですし、次の機会には色々計画的に廻らねば!
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