KIKKA WORKS

DIARY

TPチェア製作

TPチェアを製作中。
オークにタモにクルミ。
それぞれに風合いや匂い・手触り・加工の感触が異なり、同時に扱うとその個性をより実感できます。
硬さや強度もかなり違いがあるので、ホゾのきつさも少し変えたり。

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手間を惜しまず!?

木工は機械もたくさん使いますが、やっぱり要所は手。
最後も手作業。
サンディングはなかなか骨の折れる作業です。

家具づくりを始めたばかりの頃、熟練した職人さんがサンディングペーパーを手で持って、全ての平面から曲面から細かい細工面まで根気よく丁寧に仕上げていた光景に驚かされました。

こんなに手間をかけているのかと。
こんなにアナログな世界なのかと。

今では当たり前ですが、当時の私には感動でした。

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でも実際に「仕事」としてやるのはなかなか大変なこと。

頑張って手間を惜しまず作ったので大変高いですー
精魂込めて作りましたが、全然合いませんわー

どちらも作り手が陥りがちな状況。。。
お客様目線、いい意味での商売目線の欠如が原因でしょうか。

かくいうキッカワークスもこんな疑問を頭にめぐらしながら、作り手目線に陥りすぎないように気をつけているつもりですが、、、

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と悶々と思い悩みながらの製作の日々ですが、やっぱり家具が完成してくると気分が晴れます。
この感覚をたくさん感じていけるように、とにかくがんばっていくしかないかな。

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スタッキングチェア&キツミ・ベビーチェア♪

スタッキングチェア製作

スタッキングチェアが組み上がってきました。
着色パーツも取付き、後は塗装。

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スタッキングチェアなので、単体のカタチだけでなく、重なったとき、並んだときの簡潔さを意識してデザイン。
座面下端と背の背面のシャキッとした平面はお気に入りです。

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直線的で固いイメージの椅子ですが、座り心地は意外にソフト。
ぜひ実際に座ってもらいたい椅子です。
クッションの座面ではありませんが、座刳りのおかげで長時間座ってもお尻が痛くなりません。

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最近多様しているV目地のディテール。

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荒木取り

ブナのスタッキングチェア。
原寸図を書き、加工スタート。

まずは部材の木取り。
必要な寸法に一分ほど余裕をみて木取りをします。
直線的なデザインなので木取りは単純で楽ですが、量があるとこれでも結構な時間がかかります。

木材は乾燥材を使用してますが、加工することで内部応力のバランスが崩れ、癖のある材は切った先から変形してしまいます。
これで数日静置してシーズニング。

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そして困るのが端材。。。
特に座刳りの端材側はどうしたものか。

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帯鋸の切断面は結構好きなので、このテクスチャーを生かした製品を開発したいところです。

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スタッキングチェア試作

気づけば5月。
ゴールデンウィークも終わり、母の日も終わり、、、少し焦ってきました。
別件でバタバタしてましたが、6月納品の椅子とデスク、ボチボチの数量なので早く加工を始めないといけません。
っと、やっと試作に専念し椅子のカタチ、加工方法が収束しそう。

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今回のテーマはもちろんスタッキングですが、
コストを抑えながらも木製の背と座で座り心地もよいものにすること。
二次曲線ですが、1000Rでの座ぐりを治具を駆使して合理的に進められるようにセットしました。

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やはり緩やかな曲線で受け止めるだけでもかなりよい感触で、クッションに比べても悪くない座り心地になりそうです。

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