KIKKA WORKS

DIARY

原木の製材

先日クルミの原木の製材をしてきました。

中津川の大工水平屋さんに連れられて、原木の製材を見せて頂いてからはや一年半。(過去記事
ずーっとやりたかった原木の製材にやっと手を出すことができました。
でも原木購入は初心者。原木屋さんの手解きを受けて、素直なクルミを二本購入しました。

原木で購入すれば、好きな厚さで好きな挽き方をすることができます
今回はそれほど太い材でなかったので、素直に板目引き。

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前回見た時も感動しましたが、機械音で会話がしにくい工場の中で職人さんたちが淀みなく動き、淡々と板を挽いていく光景には見入ってしまいます。

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挽きたての木目は見るからにウェット。
挽くたびに違った木目が現れ、節や虫食いはないか、どんな木目か、とドキドキします。

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少し入り皮が入ってましたが、 節の少ない綺麗な板が取れました。
さーこれでどんな家具を作ろうか、といきたいところですが、原木には乾燥が必要。
天然乾燥なら1年以上は必要なので、割れ防止にボンドを塗って寝かせます。

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原木から木を扱うには、製材して、乾燥させて、割れや反りのメンテナンスして、とただ乾燥材を購入することに比べると手間暇がかかります。
でも、使いやすい厚みに挽けることや、同じ原木から取れた板で揃えた家具を作れたり、そして何より木を原木から扱うことになんとも言えないやり甲斐を感じます。

もうボンドヌリヌリしているところから愛情が芽生えてしまいました。
これがどんな家具になるのか、1年以上先ですが大事に育てていきたいと思います。

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