KIKKA WORKS

DIARY

キツミ・ベビーチェア

昨年末から続いているキツミベビーチェアのご注文。
着色ブロックを仕上げて、フレームを塗装して、と1つづつ時間がかかりますが納品させてもらっています。

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こちらはウォルナットとブラック塗装を施したアッシュのシブーい組合せ。
完全にお父さんの趣味ですが、渋い中にカラーが引き立って、これまでにないベビーチェアとなりました。

去年はなかなか更新できなかったこの「DIARY」ですが、今年こそマメに商品や製作背景を記事にしよう!と意気込んだ新年、、、
気づけばもう2月、、、

でも、この記事から頻度を上げて楽しいものづくりをお伝えしていきますので、よろしくお願いします!

キツミ・ベビーチェアの仕上げ

キッカワークスの一番のイメージ商品となっている「キツミ・ベビーチェア」
http://kikkaworks.com/works/chair-bench-stool/01.html

最近少し間が空いていましたが、年末になって続けて数件のご依頼を頂いています。

この椅子はご注文を頂いてから本体の樹種やカラーブロックの色を選んでいただけるように、本体の製作と組立てまで進めたものを在庫するようにしています。
通常のオーダーだと2〜3ヶ月程度かかっていまいますが、このやり方のおかげて1ヶ月かからない程度でお届けが可能です。

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今回は青から緑へのグラデーション。
これもお客様のご要望ですが、組合せてみてとてもきれいなグラデーションで嬉しくなりました。

デザインを具現化するのはもちろん我々ですが、オーダーの醍醐味はお客様のオリジナルなご要望。
それをきっかけに検討させてもらうことで、結果的にオリジナルで1つしかないものづくりになっているんだなと改めて感じます。
ありがたいお仕事です。

コートハンガー

カフェ コンヴィエさんで使ってもらうコートハンガーを製作しました。
もちろんお客様用に冬季に使用するということで、ノックダウン式にして使わない時期はコンパクトに収納できる仕様です。

バラすと4つのパーツに。

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組立て方法には工夫をこらして、簡単だけどしっかり固定できるよう、木材の張力を利用した納まりに。
上端が支点となって丸棒を挟み込み、下部の木枠がテンションをかけて抱え込むことで成立しています。

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寒くなりかけた11月。
納品すると、お客様たちが自然に活用し始めてくれました。

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コンパクトで収納性のあるコートハンガー。
幅の寸法もオーダーでお応えできます。
ご自宅用にも是非。

子供たちと

珍しく子供たちとの写真を。
親バカのようになってしまってきりがないので控えているのですが、キツミベビーチェアやキッズチェアなど日常で使っている写真もありますので、せっかくなので載せてみました。

こちらはもうすぐ3才になる長女。
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気分のいい時だけお姉さんぶるお年頃。

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このキツミベビーチェアはウォルナットベース。脱着可能なオプションテーブルをつけて使っています。

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男の子は特によく動く。。。
以前キツミベビーチェアを買ってくれたお客様が、落ち着いてご飯を食べなくて困っている、ということだったので追加で設計製作したオプションテーブル。
なるほど、これはテーブル無いと困りますね。。。と我が身になって初めて実感。

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そして毎回の汚れ方が半端ないです。。。
掃除の苦手(きらい?)な我々夫婦も、さすがに毎回ふきふき。(いつまで続くのかと思いながら、、、)
それを見た子供たちも真似っこ。
まー余計に時間がかかるのですが(笑)

思えばまだ子供のいなかった、キッカワークス開設初期にデザインしたのがこの「キツミベビーチェア」
2人分使うとやっと使い手として客観的にこの椅子を見られるようになりましたが、他の家具に比べてこの椅子だけはなんか更新したいと思うところがありません。

そして食後はソファがアスレチック。
特別なことはほとんどできていませんが、家具工房の子供としてそれなりに楽しく成長してるかな、と思う日々です。

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たまに工房に来ると、やること見せるものなんでも「カッコイイ!」と全肯定してくれる娘。
真に受けて嬉しくなってしまう職人でした。。。

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カフェ「CONVIER」ジワジワ更新

相変わらずのペースですが、一社のカフェコンヴィエさん、少しづつ少しづつ更新しております。
最近は、椅子を全てキッカワークスの商品に入れ替えたことと、テーブルの天板も既存のメラミンから無垢材に交換、そして外装の木製化粧壁を取付けました。
まだ未完成ではありますが、やっと全体的に統一感のあるお店になってきました。

そして今回こだわったのはテーブルの天板の仕上げ。
造作と合わせてヒノキでつくっているのですが、それを濃い茶色に着色しました。

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キッカワークスではアクセントで使用しているカラフルなカラー着色以外は、無垢材そのものの風合いを活かした仕上げを基本としてるのですが、今回はどうしても少し落ち着いたトーンで仕上げたかった。
でも普通に着色するのも面白くないし、ということで以前から気になっていた天然の色素を活用した染色方法を試してみることにしました。

ここで何を使ったかというと、カフェということでコーヒー豆!
お店で使用したエスプレッソの粉を活用した染色を模索しました。

しかし普通にコーヒーの色素を塗布するだけでは、なかなか思うように濃くならず、また、色も定着しません。
そこでコーヒーの粉をさらに煮出してみたり、豆の粉ごと擦りつけたり、鉄やミョウバンなどの媒染液を加えてみたり。
悪戦苦闘の上、ようやく満足のいく濃さと色味の着色ができ、深みのある色味と風合いのあるこの店ならではの天板ができました。

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今回テーブルの天板8枚仕上げるのに仕様した粉なの量は、エスプレッソ約50杯分!お店でなければ集めるのはなかなか大変な量です。
また、業務用のミルで挽いた極細挽きの粉は染料としても適したものでした。

天然材料を使った染色はまだまだ模索段階ではありますが、今回とても満足のいく仕上がりとなりました。

今回のようにコンセプトに合った着色なら、今後も色々と実践していきたいです。

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