クリエイターズショップループでの第２回目の展示は、
「家具と断片展」です。

日々、当たり前に向き合っている家具を完成させるまでの過程には、様々な魅力的なシーンがあります。
迷いながらさぐる線、機能を具現化するアイデア、荒々しい製材されて無垢材の力、圧倒的な加工の量、などなど
向かっている時はとっても大変ですが、それぞれにものづくりの魅力が凝縮された大切な段階です。

そんな段階を経てやっと形になる家具たち。
完成された製品には、デザインや製作に対する思いが凝縮されていますが、なんだか少し足りないような、、、
そうです、上に書いたようなものづくりの段階、魅力的なエネルギーが抜けてしまっている気がするのです。

正確には抜けているのではなく、しっかりと結実しているから気にならないのではと（そう思いたい！）
作り手としては少し欲張りですが、そんな気にならなくなった製作現場の魅力もお伝えしたいと思うのです。

そんな理由から、今回は完成された家具や雑貨だけでなく、
それらを構成する部品や、原寸図、検討段階の試作や模型などの
ものづくりの「過程」をバラバラ散りばめた「断片展」としました。

キッカワークスのものづくり、
我々が感じている「もの」を「かたち」にすることの魅力
を少しでもお伝えできれば嬉しいです。

キッカワークスの「家具と断片」展
場所：ナディアパーク４階
クリエイターズショップループ
期間：6/30〜9/25