KIKKA WORKS

DIARY

工場の掃除

まだ数日しか経っていませんが、最近また工場の掃除を徹底するようにしました。
わざわざ言うのが恥ずかしい話なのですが、工場が広くなってから掃除がとっても大変になってしまい、以前のように仕事終わりの掃除と機械の定盤磨きが大変おろそかになっていました。

わかっていたのですが、掃除の行き届いていない仕事場の効率の悪さや安全面の心配を改めて実感しまして、、、

仕事終わりの掃除はなんだかんだと1時間くらいかかってしまうのですが、やっぱりピカッと光った定盤やすっきりした作業場の空気が凛として気持ち良く、仕事の終わりもそして次の日のスタートも気分がよいです。

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掃除をしているとよく思い出すことがあります。
独立時に自分の工場を持って自分の機械を並べて、そして自分で頂いた仕事をして、木屑の散らかった工場を掃除している時に、なんとも言えない幸せな気分でした。

それまでの経緯も不甲斐ない状況を経ていたこともあり、後先分からぬ独立に、心配を感じる前にただただ喜びを感じてしまっていました。
今考えるととても計画性のない恐ろしい一歩だったなと感じますが、でもその時の幸福感は今でも忘れません。

そんな初心を忘れずに、この掃除習慣は続けていきたいと思っています。

SGデスクの製作

今回で3回目となるSGデスクの製作。
このデスクはここ一年で一番気に入っているシリーズ。

円弧型の貫材がデザイン的にも構造的にも特徴となっている、とてもシンプルな家具です。
円弧の曲げ加工が大変ですし、貫と脚の接合部の難易度が高く、デザイン・構造・製作の三拍子揃ってキモとなる部分。
でもここ以外はとてもオーソドックスでスムーズに製作できるので、色々と納得しながら取組める家具です。

積層曲げ

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脚と貫の仕口

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ここまできたら成形

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組立てて、目違払いと研磨

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台数は2台。
ご姉弟の勉強机なんです。
並べて配置するわけではないのですが、天板は同じ板で繋がった木取りに。

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見せ場となる部分に手間をかける
当たり前のようで実際に作業に直面していると、なかなか納得できるバランスで仕事を進められることってそうそうありません。
でも自分でデザインしているからこそ、自分で作るからこそ、そこもしっかりと納得できるバランスを追求したいと思っています。
そうでないと作ることもデザインすることも「続ける」ことがとっても難しいように感じます。

キッカワークスの施工例めぐり

先日京都からわざわざお越し頂いたお客様。
もともと嫁さんの友人というつながりのご夫婦なんですが、今年念願のカフェオープンを目指してインテリアのご相談を頂いています。

実はすでにカフェを自営されているんですが、(説明が大変なので簡単にいうと)もっと自分たちにあった内容のカフェを新規で初めたいということなんです。

大阪時代から知っているご夫婦ですし、個人で夫婦でオリジナルなことを仕事にしたいという思いなど、共感する部分も多くとても楽しみなプロジェクトになりそうなんですが、
さらにさらに我々にとってテンションが上がってしまうのは、場所が京都の修学院!音羽川沿いというとても懐かしいところなんです。
大学時代を一乗寺で過ごした僕たちにとっては、本当に懐かしいピンポイントに学生時代すごした場所なんですね。

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そんな二人をキッカワークスでデザインから施工までしたお店、一社のコンヴィエさんと、蟹江のパン工房サクラさんにお連れしました。

実例を見てもらうことで、また小さな個人のお店での工夫した点や、具体的な仕上げ材などを見てもらい、色々とイメージを膨らませてもらえたんではないでしょうか。

インテリアからの事例はまだこの2件だけですが、やっぱり実際の空間を見てもらうことでとてもスムーズな打ち合わせができます。
今回を起点にスケジュールやデザインなど、どんどん具体的にしていければ!
大変楽しみなプロジェクトがスタートしました。

子供椅子:座椅子バージョン

子供椅子の製作に入りました。
こちらが検討段階の原寸試作。

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椅子以外は3Dモデルや模型・図面などを活用し、部分試作くらいで製作に入ったりするのですが、椅子に関しては原寸をきっちり製作してみないと詰めきれません。

実際は椅子以外だって、製作してみて初めてわかることがたくさんあって、2回目3回目と製作を繰り替えすことでじっくり完成していくのが本当のところ。

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こんなディテールで、厚みや角のRの大きさ、面取りの大きさなどを検討したり。

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そしてとりあえず我が子で試して再検討。

今回は座椅子・座卓式の勉強机セットが、通常の高さにもなるよう椅子も机も脚を追加できるデザインです。

入学に合わせてこの時期にご注文が重なるのですが、一年生から個室で静かに机に向かって、とはならないですよね。
ご両親の近くのリビングで宿題などをするスタイルは、今は割と一般的です。

今回はリビング横の和室に置いて、家族で机を囲んで学んだり遊んだり、からスタートできる勉強机セットをご提案。
セットの引出し収納や本棚なども、家具の変化に合わせて色々な組合せができる内容になっています。
今までにない家具になりそうで、完成が楽しみです。

角度の加工

木工の加工で難しいものの1つが角度のついた加工です。

今回も「四方転び」といって2方向に均等に角度のついた脚のデスクを製作するので、脚の上端だけでなく周りとの取合い部が全て角度付きの加工になってしまいます。

これは長円型の貫がささる、脚のホゾ穴の加工写真。
この後この脚は旋盤で丸脚になるので、胴付きとなる段がきを加工しています。

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よく木工では「治具」といって、特殊な加工を安全にスムーズにするためのガイドとなるものを製作します。
製作するものを作るための道具を作る、といった感覚です。
その治具があればいつでも同じ加工ができるのですが、ちょっとでも設計を変えてしまうと治具を全部作り変えなければなりません。。。

ちょこちょこと設計を更新するキッカワークスでは、これは大きな悩み事。
なので、極力木工機械とバイスなどの固定具を活用して、精度を保って再現可能な方法をとるようにしています。

上の写真でも転びの治具を使わずに、角度のつけられるバイスを活用しています。
材料を固定して加工物を運行できる機械を揃えているのもそのため、手で動かす方法の中ではなかなか選択肢が広がりません。

ちょっと専門的になってしまいましたが、どうやって作ろうか、、、と工夫を凝らして加工方法を考えること自体も、家具を考えるのと同じくらい好きな仕事です。

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